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人々に愛され続けるブランド『ルイ・ヴィトン』の歴史
今は誰もが知る『モノグラム』の始まりは1896年。
1854年、ルイ・ヴィトンはパリのヌーヴ・デ・カプシーヌ通り4番地でトランクの商売からスタート。人々の移動手段が鉄道から車にシフトし、旅が生活の一部となったことで、事業はみるみる成長しました。
ポール・ポワレ、ドラ・マール、フランシス・ピカビア等に愛用されたトランクは、ステータスシンボルとしてのみならず、実用品として購入されました。今もそうですが、創業当時からルイ・ヴィトンのトランクは中身が損害を被らないよう防水仕様となっています。
初めてモノグラムが誕生したのは1896年。イニシャル「L」と「V」の組み合わせにフラワーモチーフがあしらわれたものは、ルイ・ヴィトンの息子ジョルジュ・ヴィトンがデザインしました。それから約120年の時を経て、世界で最も知られるモチーフとなったのです。
1950、60年代に富裕層が飛行機で頻繁に旅する時代がやってくると、ルイ・ヴィトンのトランクは世界を飛び回る女優たちの御用達アイテムとなりました。
1960、70年代にはプレタポルテ(フランス語で高級既製服)が大きく成長し、ブランドのハンドバッグも同じ道を辿りました。今なお流行している「スピーディ」やバケツ型バッグ、財布は女性の誰もが欲しがるアイテムとなりました。
急速に人気が拡大する中、1978年には、日本初のルイ・ヴィトンストアが、東京と大阪に誕生しました。また1987年には、モエ・へネシーとルイ・ヴィトンの合併により、LVMH モエヘネシー・ルイ ヴィトンが誕生。
セリーヌ、ベルルッティ、クリスチャン・ディオール、エミリオ・プッチ、フェンディなど率いる、世界最大のブランド帝国を築き上げています。
その後、クリスチャンディオール率いるベルナール・アルノーがLVMHの株を取得し、議長(チェアマン)に就任。こうしてアルノーは一大ファッション帝国を築き上げることになりました。
1998年、バッグだけにとどまらず本格的にファッション界に進出。
アーティスティック・ディレクターにマーク・ジェイコブス(アメリカ合衆国、ニューヨーク生まれのファッションデザイナー)を迎え、プレタポルテとシューズのコレクション、モノグラム・ヴェルニラインもあわせて発表しました。
このルイ・ヴィトン社のアパレル分野への進出は、コレクションに使用する服を運ぶ入れ物を作っていた鞄の有名ブランドが、服も作りを始めたということで、服・靴・鞄にカテゴライズせれていたファッション業界でもボーダーレスな時代に入ったことを象徴的する出来事でした。
マーク・ジェイコブスがルイ・ヴィトンという老舗ブランドにアーティスティック・ディレクターとして招かれ、その名で初めて発表したヴェルニ・ラインやその後に続く数々のラインは、良い意味でファンを裏切ったのではないでしょうか。初代からの伝統美の根底に手を加え、革新的なデザインを次々に世に送り出しています。
それまでのルイ・ヴィトンには決してなかったエナメルやデニムといった素材の選択、伝統を打ち消すかのようなグラフティやミロワール。就任10年を超えた現在でも、攻めの姿勢で今なお最先端の斬新なデザインを発表し続けています。
モノグラム・ラインからも伝統を活かしたアイテムを毎年発表しています。変革と伝統の調和、このバランスの良さが現代もルイ・ヴィトンをおそらく世界で一番有名なブランド、圧倒的な人気の理由が理解出来るのではないかと思います。