カルティエの高価買取ならだるまやへ
フランス生まれの高級ジュエリーブランド。
カルティエはフランス生まれの高級ジュエリーブランドとして有名で、世界5大ジュエラーの1つでもあります。
ルイ=フランソワ・カルティエが1847年に創業したフランスの高級宝飾メゾンです。1853年にはパリにジュエリーブティックを開き、そのわずか6年後にはフランス皇帝ナポレオン3世の皇后ウジェニーを顧客としました。王侯貴族をターゲットにしたジュエリー製造を手掛けており、そのため今なお「王の宝石商、ゆえに宝石商の王」と称されてきました。
当時パリの栄華を謳歌していたフランス皇室が顧客になった、ということでカルティエの評判はヨーロッパ全土に広がるようになりました。1899年には現在もカルティエ本社があるヴァンドーム広場北側のパリ2区ラ・ペ通り13番地に店舗移転。当時も今も「世界で最も華やかな場所」と名高いこの場所に、わずか50年ほどで店を開くことができたというのは、カルティエの実力に他なりません。
ジュエリー界の大きな革新。
1900年、ダイヤやカラーストーンの台座にはシルバーが使用されておりました。ところが、年数経過により酸化してしまう為に折角のジュエリーの見栄えが悪くなってしまいます。そこで、代わりとなったのがプラチナでした。これを考案したのがルイ・カルティエと言われておりジュエリー界の大きな革新となりました。
世界初の腕時計。
1904年、ルイ・カルティエによってカルティエ初の男性用腕時計が開発されました。
当時は、携帯用と言えば懐中時計が一般的でした。それに不便を感じていた友人のブラジル人飛行士、アルベルト・サントス・デュモンから、「飛行中に操縦桿から手を離さないでも見ることができる時計を作ってほしい」と頼まれたルイは、5年の歳月をかけて飾りのないシンプルなレザーストラップ腕時計を制作しました。
そこで製造したレザーストラップの腕時計が、世界初の腕時計だと言われています。この腕時計こそ、現代でも愛され続けている「サントス」です。
初の男性向け腕時計「サントス」を発売後、1919年にはカルティエの象徴でもある「タンク」を発表します。タンクはその名の通り”戦車”がモチーフ。第一次世界大戦にて活躍した、ルノー製の戦車(FT-17)を上から見たときの平面図から着想を得ています。直線的なデザインは今も変わらず、男女問わず愛され続ける名品となっています。
これまで順調に歩んできたカルティエですが、第二次世界大戦によりその成長は一旦ストップしてしまいます。ロンドン・カルティエでは、イギリス空軍のために戦争に使用するための備品などを製造。
新生カルティエへ
第二次世界大戦後、カルティエは腕時計作りに注力していきます。そして1960年、ルイ=フランソワ・カルティエの創業以来、長きにわたってカルティエ一族が経営を行ってきましたが外部の人間を採用し新しいカルティエが始まったのです。
1972年、ジョゼフ・カヌイら投資家グループによって、世界中に販路を拡大していたカルティエが再統合され、新たな一大グループとして生まれ変わります。事業再編の一環として1979年にはカルティエ・モンドが設立され、カルティエ・パリ、ロンドン、ニューヨークの親会社へ。
1993年、高級宝飾時計店のグループであるヴァンドーム・ラグジュアリーの傘下に入りました。1997年に当グループは高級ブランドを複数保有する世界三大“ラグジュアリーコングロマリット”として知られるリシュモン グループに吸収され、カルティエもそのままリシュモングループの一員となりました。
カルティエは現在でもリシュモングループを代表するラグジュアリ―ブランドとして世界中の人々を魅了し続けています。